∞Phusion PassengerでRVM Rubyを使用する
Phusion Passengerは、ApacheおよびNginxに統合したり、スタンドアロンで実行したりできるRubyおよびPython向けのアプリケーションサーバーです。現在、Ruby用の最も人気のあるアプリケーションサーバーの1つです。RVMを使用すると、Phusion Passengerで任意のMRI/YARV Rubyを非常に簡単に使用できます。
RVMはPhusion Passengerの最新バージョンと最適に動作します。最新のPhusion PassengerにはRVMに対する完全な統合サポートがあり、何の設定もなしに動作するはずです。Phusion Passengerに伝える必要があるのは、どのアプリに対してどのRubyを使用するかだけです。
RVMはPhusion Passenger 3.xでも動作しますが、後続バージョンではRVMサポートが大幅に向上しています。3.xの指示はこちらにあります。
∞Phusion PassengerでRVMを使用する
Passengerサイトの優れたドキュメントに従ってください。
∞FAQ
Q:Phusion Passengerで複数のプロジェクトを実行し、それぞれを異なるRubyバージョンで実行できますか?
A:Phusion Passenger 4以降は可能です。
Q:Phusion Passengerでカスタムgemsetを使用する方法を教えてください。
A:最初にそのgemsetに切り替え、次にPhusion Passengerマニュアルに記載されているように「passenger-config --ruby-command」を実行します。仮想ホストに設定する必要がある「PassengerRuby」/「passenger_ruby」構成オプションがわかります。それに応じて仮想ホストを編集し、Webサーバを再起動します。
Q:ユーザーインストールと連携してpassenger-statusなどのコマンドを使用する方法を教えてください。
A:主な鍵は、次の例に示すようにsudoersファイルにワイルドカードを使用することです。
/usr/bin/env GEM_PATH=* GEM_HOME=* PATH=* passenger-status